こんにちは!
メンタルコーチの山田です。
この記事では、転職がうまくいく看護師さんとそうでない方がいる理由について、心理学的側面から考えてきます。
”本質”に迫る部分もあり、
嫌な気分になる方もいらっしゃるかもしれません…。
でも、“嫌な気分になる”としたら、それはきっと“気づきのチャンス”。
この記事読まれて、もし、
「どきっ」としたら、嫌な気分になったら、
それはすごくラッキーなことだと思います。
気づきは、学びになり、看護師としても成長の機会になるだろうからです^^
転職がうまくいない看護師さん
引っ越し、結婚、出産など、これといった理由もなく、1年以内の転職を何度も繰り返してしまう…
転職がうまくいかない看護師さん、少なくありませんよね。
病院、人間関係など、“外”に理由を見つけようと思えば、確かに見つかるのですが…
こういった場合は、転職に失敗する原因の大半は
“本人にある”
ことも考えておくべきだと思います。
看護師本人にもある、転職に失敗する原因
転職がうまくいない看護師さん…
それはうわべの勤務条件にこだわる人が多いようです。
特に給料面です。
こういった方は、どんな病院に勤務しても、
人間関係、勤務内容、忙しいさなどに悩んだり不満に感じる結果が多いのではと思います。
特に、給料が良い病院を求めるとなると、そういう病院は“何か”があると考えておくほうが良いです。
そんな病院は、
- 人間関係がかなり悪い
- 看護師の定着率が極端に低い
- 看護師が集まらないので、パートや派遣ばかりで正社員に負担がかかる
などなど・・・。
つまり、給料をよくしないと、単純に看護師の応募がないからです。
そして、
そんな病院に集まった看護師さんたちです。
目的は給料の高さであって
人間関係は重視しないかもしれませんね。
「それでも、給料さえよければ我慢できる」と考える看護師さんもいらっしゃるでしょう。
何か“背に腹を代えられない理由”があればよいのですが、
単にお金のためと割り切って集まったスタッフたちと働くのはつらいものがありそうですよね?
殺伐とした、看護師同士のフォローもない職場で、人間関係も希薄…。
確かに給料はよいけれど、毎日不満がたまり、またすぐに、
「また転職しようか…」
となりかねません。
人間は一度体験した生活水準(=給与水準)を下げるのは難しいもの。
次も、給料の良い病院を探すか、そう高いところもありませんから、その病院で我慢するか…
- 転職したい。でも、給料は下げたくない
- 悩む、イライラする
- 仕事で我慢しているから、恋人や家族のちょっとしたことに腹が立つ
- プライベートもボロボロに…
- 恋人と別れる、離婚する
- 看護師を続ける気力もなくなる
…なんてことになるかもしれないですよね。
転職はバランスが大事なのに、給料を重視しすぎる看護師の本質
生活がありますから、お給料はもちろん大事。給料がどうでもいい、という看護師はほぼいないと思いますが、やはり、バランスがあります。
お金など、何をどれだけ重要だと思うか、その度合いは人それぞれですよね。
- 人間関係を一番重視する人
- 自分が高めたい専門性のある看護ができるかどうか=キャリア重視
- の人
- とにかく時間重視
- 身体や家族の都合で夜勤だけはできない
色々と求めるもの、その理由はあると思います。
そもそも、なぜ給料にこだわったり、そうでもなかったり、中くらいだったりするのでしょう?
看護師業界の外を覗いても、とにかくお金を求め、セレブにあこがれる人、ブランドで身を固める人がいる一方で、
お金をほとんど必要としない生活、ミニマリスト(モノをほとんど持たない生活をする人)、農村で自給自足をする若い方もいます。
「それは、好き嫌いの問題でしょ?」
確かにそうとも言えますね(笑)
性格的なものですし、これから私が挙げる“決定的な要因”だけともかぎりません。
でも、この“要因”は、本当に決定的、根本的、です。
これを知ってしまうと、ショックを受けられる、だろうと思います。
脅かしたいわけではないのですが…
本当に大切なお話だと思っていますので、よく読んでいただきたくて。
あ、でも、ぜひリラックスして読んでくださいね。
これは、ほとんどの日本人が当てはまることですしね…
転職の条件として、給料の高さを最優先する、本当の理由。
それは、
“自分自身のことが好きじゃないから”
…
…自分のことが好きじゃないと、なかなか自信がもてません。
自信がないと、例えば、ブランド品がほしかったり、すごくおしゃれをしたりする(ブランド品・おしゃれ=自信を与えてくれる)。
自信がないと将来も不安だから、お金も過剰にほしい。
つまり、自分自身が好きじゃないと、お金を求める。
という心理構造になります。
繰り返しますが、現代社会を生きる日本人でしたら、多かれ少なかれこの傾向はあります。
だから、あまりショックは受けないでくださいね。ごく普通の事でもあるのです。
あなたは、ご自身のことが好きですか?
自分自身を愛していますか?
自分のことは好きですか?
ぜひ、自分を好きになって下さい。
自分自信を愛してください。
(人を愛するにも、まず自分を愛する必要がありますしね。)
自分を好きになる、愛する…
でも、いきなり、そういわれても難しいですよね。
でも、私、いい方法を知っています。
これを心掛けて、実行すれば、きっとあなたはご自身のことを好きになれると思います。
それは、…
“「自分はバカだな」と思うことを、たくさんやる”
自分を好きになる方法
自分を好きになる方法は…
「自分の得にならないことをたくさんやる」
ということ。
たとえば、
- 同僚看護師の頼まれごとを快く聞いてあげる
- 上司の理不尽とも思える叱責を“あえて”素直に聞く
- 「今日はしんどいな…」そんな時でも、患者さんにも同僚たちにもちょっと意識的に元気に明るくふるまう
ただし、無理のない範囲で。頑張りすぎる必要はないと思うのです。
「やってみようかな」というところから少しずつ。
1か月、1年続けてみて…後で振り返ります。
「あぁ、自分はバカなことをたくさんやったなぁ。我ながらよく頑張ったな~」
という満足感とともに、自分をほめてあげたくなります。
こうしたことが積み重なると、
自分のことを認められて、好きになってきます。
そうすると、普段から心が満たされていきます。
物欲が少なくなり、たくさんお金がほしいという欲求は穏やかになってくるでしょう。
転職にも多くを求めなくなります。
むしろ、
- 自分が高めたい専門性のある病院かどうか、
- 患者さんへの治療方針が自分の希望とあうか
- チーム医療の一員として活躍できそうかどうか
といったことが関心の焦点になっていくと思います^^
ちょっとずつ、“バカなこと”、やってまいりましょう!