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高級アパレル業界の方は要注意!「洋服を一式ほしい」1日に200万円購入したのは悪魔のような客だった話

エア 女性 30代 アパレル販売

私がアパレル会社で販売の仕事で勤務していた時に、ある女性を接客しました。そのお客が悪魔のようなお客様で…

「洋服を一式ほしい」…嫌な予感がする

その方の第一印象は、整形跡が目と唇にはっきりと出ているなと感じたことでした。

おそらく整形して日にちもあまり経ってなかったと思います。素人でもわかるほどの状態でした。

その女性は、私と視線を合わせることなく、洋服が一式欲しいとおっしゃられました。

私は長年の勘から、何か後でトラブルが起こるような気がして、周りのスタッフにその女性のことを覚えておくように、合間を縫って伝えました。

私は試着していなかったから返品したいなどと、言われることを防ぐため、試着はしなくてもいいと言われても、すべてのお洋服を着てもらうようにしました。

できる限りのことをしようと思ったのです。結局その方は、二十万円程買い物をされ、ご自宅に配送してほしいとおっしゃられました。支払いは現金で、住所は少し離れた県でした。

私はその人を見送った後に、少し胸騒ぎがしたため、近隣にある同じブランドのアパレル店に電話を入れました。

「最近返品等の大きなトラブルはなかったか」聞いてみたのです。

 

すると近隣店舗のアパレルスタッフが、実は大きな返品があり、周囲の店舗でも同じようなことが起きていると話をしたのです。

個人情報もあるのでその人の住んでいる県だけ聞きました。すると同じで、見た目の特徴も私が感じた整形跡について同じことを話してきました。

私はすぐにマネージャーに連絡を入れました。

すると既に、私の周囲の店舗でも、その人は同じ日に二百万円以上買い物していたようで、買い物したものを次々と返品したいと連絡をしてきているとの事でした。

返品理由が曖昧なまま、多くの店舗が返品を受け付けていました。私は何の落ち度もないのに、返品を受けることだけは避けたく、マネージャーに相談をしました。

すると、

「もしもそのような申し出があった場合、全て対応する」

と言ってもらえました。

すべて試着もしてもらっていたし、何の落ち度もなかったため、結局私の店では返品対応することはありませんでした。

しばらくしてその女性は、私が働いているエリアで全体としてブラックリストに上げられました。

ですが実は既に、その女性が住んでいる地域では、返品魔として有名な女性で、カードはもちろん、買い物をすることさえ要注意人物として、ブロックされていた女性だということがわかったのです。

買い物依存症も度を超えると悪魔のような客になってしまう事があるのだなと、怖くなってしまいました。