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看護師としての心の力、ストレス耐性(レジリエンス)を高めるためにできる2つのこと

看護師の心の強さ(レジリエンス)を高めるために

看護師としての心の力、ストレス耐性を高めるためにできる2つのことをご紹介します。

  1. 感謝探しをする
  2. 過去の人生グラフをつける

1.感謝探しをする

感謝は、ストレスなどネガティブな感情に対する耐性を高めてくれます。
看護師として、またプライベートでもストレスを感じたり、落ち込んだりしたときに感謝を感じることができれば、それらを解消できます。
普段から自然に感謝できる心理状態、思考パターンになると、ストレスやネガティブな思考に陥りにくくなります。

実は、感謝できることは身の回りに沢山あるもの。

先日、歌舞伎役者の市川海老蔵さんが、奥様の麻央さんの闘病について語られていました。
「家族としての今年の大切なことは?」とインタビューして、

「家族4人で公園を散歩すること。それが一番ですね。
何もないことに有り難い。」

ということを言われていました。

まさに普段の何気ないことが感謝の対象なのですよね。

あなたは看護師として思い悩んでいるときではありますが、

「感謝できることは?」
「与えられていることは?」

を考えてみましょう。

「こんな状況の私に感謝できることなんて何もない!」

と思われるかもしれません。

つらい状況だけど、こんな私でも感謝できること・あたえられていることは何だろう?

心の回答を待っていてください。

住むところ、生活できるだけの給料
ちゃんと動く体
悩み、それについて考えることができる頭脳
真面目に悩むこともできる心

あなたが悩んでいるのは、ひとえにあなたが真面目であり、人として、看護師として責任を果たしたいと思っているからです。
看護学校へ行かせた両親のために簡単にやめられないと、両親に気を使っているかもしれません。
看護師になったばかりで辞めるなんてかっこ悪いと、ちゃんと世間体を気にしているのかもしれません(これも社会生活するうえで大切なことです)

もし、ご実家に住まれていて住まいや食事をお世話になっているのならこれだけでも有難いことですね。
少なくとも、院内感染だとか深刻な事態はなく通常の看護ができていること
インシデントを起こしてしまって看護師長さんたちに怒られても仕事は続けられていること

など何か感謝の対象につながれたらいいですね。

2.過去の人生グラフをつける

人生グラフとはこういったものです。

横軸に年齢をとります。
0歳から現在の年齢までです。

縦軸には心理状態をとります。
中間から上はプラス(ポジティブ)、下はマイナス(ネガティブ)です。

あなたの直感で、感覚的に描いてみてください。

ちょっと時間を取ってノートに書いてみましょう。

ノートがありませんか?
ペンさえあればレシートなどの裏に小さく書いても構いません。

ペンもなければ…心の中でグラフをイメージしてもいいですね。

これは効果抜群なので、
とにかくやってみてください(笑)

看護師として入職してからはもちろん、
看護学校時代も、
できれば生まれて、今までを描いてみましょう。

グラフをみて気づいたことをメモしてみましょう。

たぶんグラフに山あり、谷がありますよね?
(まれに山も谷もなくて直線を描く人がいます)

あなたはこれまでどんなことでネガティブに触れる傾向があり、それからどのように立ち直ってきたのでしょう?

どんな時に上向いているでしょうか?

あなたの傾向は、どのようになっていますか?

そして、

グラフを見て何か気づくことはありませんか?

看護師時代だけではなく、子供のころにも山も谷はあったのでと思います。

そして、谷の時期がきたとき、必ず何かが起こっていませんか?

それは、

“どんな深い谷でも必ず底を打って上向く時期が来ること”

そうなんです。
人生は落ち込んだら必ず、上を向くようになっているんです。

今、あなたはこの谷の時期にあるのだと思います。
(この記事を読まれているということは、谷を抜けつつあるのかもしれませんね)

看護師としてやっていけるのかとても不安だったり、
ひょっとしたら絶望を感じるくらい悩んでいるかもしれません。

でも、決して少ない先輩看護師たちもあなたと同じように悩みました。

あなたは同期の看護師として比較して、ご自分を低く見積もっているのかもしれません。

たまに“デキる新人看護師”がいます。この人が同期にいると悩まされるわけです^^;
要領のよい新人看護師は、テクニックレベルの工夫と、脳内の情報処理方法に特徴があったりします。

これも、個性。

そういった工夫や脳内のことは別の機会にご紹介したいと思います。