命と向き合う看護師は、時になりふり構わず看護をしなければならないこともあると思います。
患者さんにとって、看護師は医師とともに命を預ける人。
看護はほかの職業よりも緊張感が高くピリピリしやすく、上司や同僚と感情的にぶつかることもあるかもしれません。
だからこそ、あなたの素敵さがきちんと周りの方々につたわるように、看護師として人として身だしなみやマナーを普段からきちってしておきたいところ。
周りの方々からの信頼、仕事の効率化、心の余裕、自信にもつながります。
ここでは、看護師がマナーを身につけたら得する4つのことをご紹介します。
看護師がマナーを身につけたら…
1.信頼され、愛される
患者さん、上司、先輩・後輩看護師に愛されるように
看護師としての身だしなみ、言葉遣い、社会人としてのビジネスマナーを身につけると、同じ立ち振る舞い、発言をしても、周囲の方々からの反応が違ってきます。
それは信頼につながること。
上司や同僚たちはもちろん、患者さんからもです。
患者さんへは専門用語やあいまいな表現を避け、わかりやすく具体的に話すことで誤解が少なくなります。
患者さんへの誠実な対応をしていることは、上司や先輩看護師、同僚たちも見ています。
患者さんからはこの看護師さんなら安心できる、治療に専念してもらえれば看護師としてこれほどうれしいことはないかもしれません。
そんなあなたの姿に上司や先輩看護師たちからの信頼も厚くなるはず。
看護師がマナーを身につけることは、上司や先輩看護師、患者さんから信頼され、愛される第一歩だと思います。
2.心に余裕ができる
マナーアップを心がけている看護師は気持ちよく挨拶をし、電話にも笑顔で応じるなど、周囲の方々への影響がもちろんあるのですが、これは看護師本人にも大きく影響します。
- 気持ちよく挨拶する→看護師本人も気持ちよくなる
- 笑顔で対応する →本人も快感を感じる
そうすると、同僚看護師や患者さんにより優しくなれますし、これまで以上に相手の気持ちに寄り添えるようになります。
そのことは、上司や先輩看護師とのコミュニケーション力を高めることにもつながります。
「忙しくてもやさしく思いやりがある看護師さん」と言われたりと、心の余裕が持てる看護師って素敵ですよね。
3.ミスが減る、仕事の効率が良くなる
看護師は、もちろんミスを最小限にしなければいけません。
そのためには看護師への申し送り事項や、瞬間瞬間の伝達事項、患者さんへの説明などに誤解や勘違いが起こらないようにしなければなりません。
マナーの高さは誤解を排除することに役立ちます。
マナーアップの精神は、相手の立場に立つこと。会話の正確さ、適度な丁寧さ、相手がわかる言葉を使うといった配慮は、上司、同僚、患者さんとのコミュニケーションアップにもつながります。
コミュニケーションの祖語がなければ、仕事上のミスや余計な仕事が発生することを予防し、また、お互いの情報も整理されやすく、病棟・病院の運営の効率化にもつながっていきます。
4.自信になる
看護師は、国家試験に合格するまでに基本的な技術を身につけていても、現場で日々先輩看護師や患者さんとともに学んでいくもの。
看護師としての身だしなみ、メイク、看護服の着こなし、立ち振る舞い、作法、マナーも同じ。
看護技術+マナー(=信頼)を身につけることで、周りの方々に信頼されるとともに、自己信頼も生まれるのではないでしょうか。
つまりは、看護師としての自信につながっていきます。
看護師はもともとやりがいのある、誇りのある仕事です。ぜひ、ご自身でもそう実感できるようになっていただきたいと思います^^
マナーを身につけて愛される看護師へ
看護師といえばハードで、大変。普通の職種よりも緊張感が高い場面も多いでしょう。
誰もがそう思いますね。
だからこそ、できるだけ立ち振る舞い、心には余裕をもっていきたいもの。
看護師のマナーといっても身構える必要はなく、まずは基本的なことから押さえていけばよいと思います。