新人看護師は、就職して数か月で、看護師に向いてない、なるんじゃなかった、もう辞めたいと思うことがありがち。
新人看護師が仕事を辞めたくなる、よくある理由
- そもそも看護師になりたくてなったわけではないから苦しい。
- 配属先がいきなり急性期病棟などできつい。
看護師として知識も経験も足りず、しかも仕事が覚えられない。何度もやっても繰り返してもどこか抜けてしまう。 - コミュニケーションにコンプレックスがあり、師長・同僚・後輩、患者さん・ご家族との関係が苦しい。
- 手際が悪い、時間管理能力が低くて、動機にも後れを取ってしまう。
- 失敗を繰り返して先輩に怒られるのが怖くてしようがない。
- もともとの性格もあっておどおどして、すべてに自信を持てない。
- アセスメントが苦手すぎて、患者さんにどう対処していいかわからない。
- 気持ちに余裕がなくて患者さんにろくに向き合えない。それで自己嫌悪になる。
- 同期が責任ある仕事を任されているのに、自分だけ遅れて自信喪失。
- 先輩・プリセプターに見放されている。
新人看護師が心がけたいこと
新人看護師に必要なのは慣れです。
本当につらいのは初めの半年~1年。
無理はしなくていいのですが、だまされたと思って続けてみましょう。
誰しも通る道。きっと覚えられると思います。
看護師は10年たっても日々勉強が必要。
わからない事はゼロにはなりません。
看護師である前に一人の人間。得意・不得意があって当然。
手間がかかる新人看護師ほどかわいいということもあります。
逆にできる新人看護師がうとまれることがあるかもしれません。
もしかしたら、あなたは頑張りすぎ?
あなたは看護師としての理想が高く頑張りすぎなのかもしれません。
新人ナースで早く一人前にならなきゃという意気込みは大事ですが、あなたを苦しめるほどの“気負い”なってもいけません。
普段は6割、7割くらいの気持ちで、ここぞというときに10割の集中力を出せばよいのではないでしょうか。
勤務中、常に最高の集中力と緊張感で…だれもそんなことはできませんよね?
一日ひとつづず学んでいく
新人看護師で、ゼロからでも、1日一つ覚えるとしたら1年で365、2個覚えるとしたら、1年で700以上です。
今日一日の勤務に集中し、一つ成長しましょう。
新人看護師が仕事を覚えるためにできること
- 新人は仕事内容よりも、まずは業務や流れをつかむこと。それが新人の最初の仕事。
- 何をどうしてわからないときは、とにかくやってリアルタイム知識が頭に入らなくても気にしない。その代わりあとで調べたり聞いたりして根拠を把握する(こうすると吸収効率が良い)。
- 余裕があればその作業をやる理由や根拠を合わせて聞くようにすると頭に残りやすい。
- 経験を積むことで細かいところは覚えるしかないと心得る。とにかく経験。
まとめ
病院や病棟の雰囲気、専門性の向き・不向き、病院の新人指導の在り方はまちまち。
無理に勤務を続けることがひどいストレスになる、人格が傷つく、といった場合は看護師自体を辞めるか、ほかの病院に転職することも選択肢ですよね。
ただ、その前に、心と体が無理がない程度に、できればもう少し頑張って見るもよいかもしれませんね?
まずは1週間でもよいと思います。
まずは、あなたがご自身の成長を期待してあげましょう。